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高山市朝日町災害支援活動7月24日

NPO法人Vネット
岐阜県高山市における7月豪雨災害支援活動
7月24日の活動内容

【作業内容】
床板はがし
根太の養生
床下の泥出し(土間基礎・コンクリート基礎)
床下(コンクリート基礎)に潜っての泥出し
床下(コンクリート基礎)の仕上げ作業
大引きのカビ除去
床面の拭き掃除
床下の消毒
根太・大引き・束の清掃
養生シート等の片付け・洗浄
送風機の位置変え
土砂の搬出(重機、2tダンプ、手作業)
その他屋内外の泥除去
消毒液づくり(塩化ベンザルコニウム、次亜塩素酸ナトリウム)
敷地内の木の伐採(チェーンソー)
【作業人数】
Vネットメンバー:川上哲也,北村いづみ,唐谷喜充,亀谷美容子
Vネット協力メンバー:8人
社協ボランティア:20数人
近隣住民ボランティア20数名
【所感】
連休2日目も岐阜県内からのボランティアが集まり、複数班に分かれての作業となりました。

1件目は昨日に引き続き、床下に潜って泥出しの続きと仕上げ作業。
昨日から継続の2部屋は消毒(塩化ベンザルコニウム希釈液を使用)までを行い、作業は完了となりました。

今日は新たに廊下の床をはがし、根太を養生して泥出し作業を始めました。
手前部分がコンクリート基礎、奥側が土間基礎の作りですが、土砂が流入した奥側が泥の量が多く、50センチほどの堆積。
根太の隙間が狭く、また階段部分は細かい形状のため、十能などを使用して泥を掻きだしました。

また大引きにカビが発生していたため、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)の希釈液でカビを除去。
ここまでで終了時間となったため、仕上げは明後日以降、行う予定です。
屋外では前日に引き続き、敷地内の木の伐採と玉切り作業を行いました。
Vネットには、本職として伐木を行っているスタッフの他、チェンソーを扱うスタッフが複数名いますので、災害防止に役立つ伐木であれば、今後もご要望にお応えしていこうと考えています。

裏山には、水の流れを変えるためのトンバッグが積まれました。
明日の雨でも、これが効果をあげることを祈っています。

2件目のお宅では重機を使って土砂の搬出作業。
裏山から敷地内に流れ込んだ土砂を除去するため、地域の皆さんには細かい部分をお願いし、重機を使って土砂を搬出。
倉庫の壁に押し寄せた土石は深さ1m以上にもなっていました。
家屋のすぐ近くで重機を扱うのは緊張の連続。家屋に当てないことは勿論、電線等も家屋の近くでは低いところを走っています。
雨の一日でしたが、今日も安全に作業を終えることができました。
このところ毎日顔を合わせている大工さんとも仲良くなり、室内作業もスムーズに進んでいます。
ひとつずつ部屋の泥出しが終わる度、
「よし、今度は俺の出番だ!」
と張り切る大工さんと、
「ずいぶん調子に乗ってるなぁ」と笑う家主さん。
それぞれの役割分担で、みんなで共同作業をしていることを実感しています。
被災された地域が一日も早く回復できるよう、これからも安全第一で取り組みます。
明日は強い雨の予報のため、活動は中止となります。
安全第一でお過ごし下さい。
今日も一日、ありがとうございました。
※写真は家主さんに許可をいただき、撮影・掲載しています。
文章:北村いづみ、川上哲也
大垣共立銀行高山支店
普通148464
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