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2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)

【千葉県長南町に対する支援活動】
●送風機による乾燥の提案と保全対応アドバイス
台風13号で被災した千葉県内の各社会福祉協議会に対して、「送風機を使用した浸水家屋の早期乾燥」を提案したところ、長南町から「是非お願いしたい」との回答があったため、長南町に合計94台の送風機を提供した。
また、ボラセンスタッフと一緒に被災家屋をまわり、どのように対応すれば家屋の保全程度を上げられ、かつ被災された方が負担する補修費用を抑えられるかについてアドバイスした。
床板や壁を全てはがして乾燥する方法が最も元通りの家屋に戻しやすいものの、補修費用が予想以上に高額となることや、技術系ボランティアとその後補修にあたる建築業者との打ち合わせが上手くいかないこともあるため、乾燥を重視した方法を勧めた。
●送風機早期導入による効果
長南町では、早期に送風機を設置した家屋から「匂い」「カビ」の被害(相談)はぼぼ無かった。
今回の台風災害でも、送風機による被災直後からの乾燥を行わなかった被災地では、数ケ月後に「匂い」の問題が大きくなっていたことから考えると、災害直後に送風機を使った乾燥を進めたことによって、被災家屋の保全状態は非常に良くなったと考えられる。
また、被災地域の多くの家屋で乾燥の遅れがあった場合、地域全体の衛生状態も悪くなってしまうが、長南町では、一切そういった事案は発生しなかった。
(※過去の災害でも、早期に乾燥を行わなかったため、カビが拡がってしまった家屋の補修費用は、数百万円単位で違ってきたことも多いため、被災された方の復旧費用についても大幅に削減できたものと思われる。)
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)

【茨城県高萩市に対する支援活動】
●送風機による乾燥の提案と送風機提供
茨城県内の被災地では、当初、送風機の導入に消極的であったが、9月末に高萩市の社会福祉協議会から送風機貸出しの要請が入ったため、高萩市に35台の送風機を提供。
●送風機の導入による効果
被災直後からの乾燥機使用とはならなかったため、長南町のような効果は得られなかったものの、送風機を使用して乾燥を進めた被災家屋では、匂いが大幅に軽減するなど、大きな効果が得られた。12月10日時点では、送風機の貸出しはそのまま続いており、今後も乾燥を続けることで、匂いもさらに軽減されると考える。
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)
2023年台風13号災害支援活動(12月までのまとめ)

【千葉県大多喜町に対する支援活動】
●社会福祉協議会の災害対応をサポート
大多喜町では被災軒数がさほど多くなかったため、災害ボランティアセンターは設置されなかった。
しかし住民から社会福祉協議会に対して様々な相談が寄せられ、対応方法に関する相談が入った。
そのため、倒木対応や土砂対応など、一般ボランティアでは難しい事案に対して、社協の担当者と連携しながら対応を進めたことによって、被災された方の悩みを減少させることができた。12月10日時点では、まだ残っている課題もあるため、引き続き対応を進める予定。

※この支援活動は、多くの皆様のご支援の他、「ボラサポ」「日本財団」のご支援をいただいて行っています。

♯ボラサポ
♯日本財団
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