【NPO法人Ｖネット石川県・富山県支援活動】
(8月4日までの週間報告)

石川県と富山県では、
被災直後(7月中旬)に比べてニーズは少なくなっているものの、
「送風機を借りたい」というニーズは増え続けています。
そのため、
皆さまからのご寄附とジャパン・プラットフォーム助成金で新規に購入した中型の送風機(羽根直径25～35cm)を次々に運び込み、
３地域に持ち込んだ送風機は合計200台を超えました。

特に、床上浸水が多かった石川県津幡町では、
ボラセン(社協)から貸し出している台数が100台以上となり、
今後、役場からも送風機貸出しのアナウンスを行うため、
さらに増えると思われます。



また、
富山県小矢部市ボラセン、富山県高岡市ボラセンでも、
社協のスタッフさんと共に被災されたお宅を訪問し、
浸水家屋保全のアドバイス等を行っているため、
少しずつですが貸出し台数が増えています。


なんとなくですが、
社協と地域にお住いの皆さまの信頼関係があり、
そこに「送風機貸出し」による安心感がプラスされることによって、
被災された方の笑顔も増えてきているように思います。
貸し出したいけど送風機が足りない…ということがないよう、
しっかりサポートしたいと考えています。

浸水家屋の保全で最も大切なのは「乾燥」です。
極端な話、泥を除去することができなくても、
通気性を良くして送風機でしっかり乾燥すれば、
家屋の損壊は軽減できます。
(泥を除去して乾燥した後に消毒するのがベストですけど…)

被災された方のお宅をまわっていたら、
「行政では対応できないから、なんとか助けてくれないか」
という相談が入りました。
被災現場は神社であるため行政からの支援は受けられず、
また、重機も入れられない地形。
ボラセン(社協)、神社の役員さん、地元の区長さん、
そしてＶネットで話し合い、
津幡高校野球部の監督にも相談した結果、
小型のクローラー運搬機をレンタルして、
津幡高校野球部ボランティアの力も借りながら重機を入れられない部分の土砂を手作業で運び、
排出先へ運ぼうということになりました。


また、
これまで床下にもぐるなど、作業を行ったお宅からも、
「今後の対応」についてのご相談が入っています。
そのまましばらく乾燥を続けるというアドバイスや、
床下から取り出したものを戻す作業が必要なお宅については、
乾燥が進んだお盆明けに対応を行おうと考えています。

被災された方が一日も早く元に近い生活を取り戻すことができるよう、
これからも頑張ります。

●Vネットの災害支援活動に皆さまのお力を…
口座名義：特定非営利活動法人Ｖネット
ゆうちょ銀行二四八(記号12440,番号35007441)
大垣共立銀行高山支店(普通148464)
飛騨信用組合七日町支店(普通0813498)
高山信用金庫桐生支店(普通0158662)

#ジャパン・プラットフォーム