東日本大震災支援活動②はまセン(小泉浜災害ボランティアセンター)

川上哲也

2011年10月09日 10:00



浜区避難所の前で「はまセン(小泉浜災害ボランティアセンター)」を開設。
民間主体のボラセンであったため、当時、他のボラセンではやらなかった「がれき処理」まで実施。「ガテン系ボラ」も多く参加した。




この家屋では行方不明の家族が…。




解体しながら、行方不明者捜索も実施。だが、行方不明の方を見つけることはできなかった。
その後、はまセン活動中に「見つかった」という報告を受けることはなかった。





どこに家があったのかもわからなくなるくらいに破壊されていたところへボランティアを派遣。




全国からボランティアが続々集まって来た。




チェンソーなども使用しながら、全て解体した。




お隣、南三陸町歌津地区の被災者からもがれき処理の依頼が入った。
これは、同じ災害ボランティアセンターでも、「がれき処理」を行うところが非常に少なかったため。
この現場は、バス1台のグループが2日間で全て片付けた。





どこに何があったのか、全くわからなくなっていた現場も少なくなかった。




がれきは重機で大分別し、人の手で小分別を行った。その後、気仙沼市や南三陸町の廃棄物分別基準に沿って排出したため、「がれきの山問題」は生じることがなかった。
また、浜区近隣は、宮城県で最も早くがれき処理が終了した。





約15,000名のボランティアと共に進めたがれき処理の活動は6月下旬に終了。




翌年、宮城県知事から感謝状が届いた。活動にご協力いただいた全ての皆さま、本当にありがとうございました。

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