2016年台風10号災害②入浴施設設置
岩泉町社協から「自衛隊撤退後のお風呂を中里地区につくって欲しい。」との要請を受け、現地に入浴施設を設置。
断水が続いていた期間は、水が出ていた小本地区から水を運んで運営した。その後、水が通ってからは水道水を使用した。
中里地区のお風呂が水道水を使えるようになった後、岩泉町役場安家(あっか)支所から「お風呂に入れない人がいるから、お風呂をつくって欲しい。」との要請が入った。
現地で調査をすると、お風呂までは車で30分ほどかかり、家と車を流された家族の中には川の水で体をきれいにしていた方もあった。
そのため、安家支所の裏(避難所の隣)に入浴施設を設置し、「あっか飛騨高山の湯」と名付けた。
東日本大震災被災地や岩泉町中里地区につくったお風呂からさらに改良し、浴槽への給湯とシャワー用の給湯は別系統とした。
これによって、入浴時の快適さはさらにアップし、利用された方からは「本当に快適なお風呂」との評価をいただいた。
狭いテントの中につくるお風呂であるため、スペースをいかに有効に活用するかも課題となった。
雪が降る時期まで稼働したため、雪対策も必要となった。
屋根の上にパイプを置き、その穴からお湯が出て融雪させる仕組みとした。
岩手県知事のツイッターでも紹介されました。
このお風呂でも多くの笑顔が生まれました。
ご協力いただいた全ての皆さま、本当にありがとうございました。
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